昨日、交通事故に遭いました。こちらとしては過失がない事故だったと思うのですが、どうしても動いていた車両同士の交差点での事故ということで少し過失割合がついてしまいそうです。
たぶん交通事故に遭った方のほとんどが同じような心境になると思います。いきなり保険屋から電話が来て、「過失割合の交渉がうまく進まなければ裁判になります」とか言われても困ってしまいますよねw
というわけで、今回は交通事故の過失割合についてを弁護士に相談してみましたので、その時のことを時系列で残していきたいと思います。
交通事故の状況
まずは、交通事故の状況から。
- 信号のない交差点
- こちらが優先道路(と思っていたが道路交通法ではセンターラインがない道路は優先道路ではないとのこと)
- 自分が直進
- 相手がバイクで右から左に横断
- 相手は一時停止無視で余所見運転
- 出会いがしらに車の後部ドアに衝突
こんな状況です。新聞屋さんの原付で、恐らく家を探していた様子でこちらを見る様子はまったくないまま一時停止をせずに交差点内に侵入。そのまま余所見をして、気が付いたら車にぶつかっていたような形です。
画像が現場の交差点で、画像の左から車で進んできて、バイクは手前の一時停止を無視して衝突。
車の損傷がこんな感じです。
では、次は保険会社とのやり取りに入ります。
SONY損保との事故後最初のやり取り
まず、事故の当日に相手の保険会社であるあいおいニッセイ同和損保から電話がありました。電話では事故状況を簡単に説明し、あとはこちらの保険会社とやり取りをすることになるからそちらも任意保険の会社に電話をしてくれと。
翌日、こちらの保険会社であるSONY損保(ソニー損保)に電話をします。正直10対0のようになるとは思っていなかったのですが、相手の車両修理代を持ったり、こちらの手出しがあるような状況は納得がいかないという事を伝えると、「保険会社が過失割合の交渉をすると弁護士法の違反により非弁行為になってしまうので、必要があれば弁護士など立てて裁判をしてください」と。
おぉ、いきなりすごいなwと思いつつ、「相手も昨日の時点では平謝りで非を認めていたのでとりあえず全額賠償の意思があるのかだけ聞いて下さい~」と話を進めました。
福谷陽子
京都大学在学中に司法試験に合格し、弁護士として約10年間活動。うち7年間は独立開業して事務所の運営を行う。
実務においては交通事故案件を多数担当し、示談交渉のみならず訴訟案件も含め、多くの事件に関与し解決。
現在はライターとして、法律関係の記事を執筆している。
■ご覧のみなさまへのメッセージ:
交通事故に遭うと、今までのように仕事を続けられなくなったり相手の保険会社の言い分に納得できなかったりして、被害者の方はさまざまなストレスを抱えておられると思います。
そんなとき、助けになるのは正確な法律知識とサポートしてくれる専門家です。まずは交通事故の賠償金計算方法や示談交渉の流れなどの基本知識を身に付けて、相手と対等に交渉できるようになりましょう。
お一人で悩んでいるとどんどん精神的にも追い詰められてしまいます。専門家に話を聞いてもらうだけで楽になることも多いので、悩んでおられるなら一度弁護士に相談してみると良いと思いますよ。